トータルデザインの実践

GSデザイン会議では、近年の総合的なまちづくりやトータルな空間づくりへの要請に応えるため、その実践と人材のネットワークづくりに努めています。

トータルデザインの実現には、現行の各分野の縦割り体制や、計画、設計、施工といった各業務の輪切り発注制度が弊害になります。こうした弊害を乗り越え、総合的なまちづくり空間づくりを実現するためには、土木、建築、都市計画、造園、歴史、デザイン等の各分野の専門家が連携したデザインチームを編成して、計画から設計、施工まで一貫して関わり続けることのできる体制でプロジェクトに臨む必要があります。もちろん専門家だけでなく、市民や行政との連携も欠かせません。

GSデザイン会議は、各分野の専門家、行政、市民の連携によるトータルデザインの実践を蓄積し、その実績をもって、望ましいまちづくりやデザインのありかたを積極的に社会に問いかけていくことを目指しています。