活動

2008.11.08-09 GSDy秋真っ盛りツアー2008 郡上八幡見学会

近年、多くの水辺再生が取り沙汰される中、伝統的な水辺空間の再評価が高まりつつあります。中でも郡上八幡は多くのデザイナー、研究者がその空間の質の高さにおいて、高い評価と賛美を贈っており、最も注目される我が国の水辺空間のひとつです。その郡上八幡の見学を通して、まちづくりやデザインを学びました。

・講師: 佐々木葉教授(早稲田大学工学部)
     柳町町並み保存会の皆様
     武藤さん(郡上市役所)
     可児さん(郡上市役所)

・参加者: 関東13名、関西・中部4名、計17名

活動報告書(4600KB,PDF形式)

1日目 2008.11.8(土)

名古屋駅集合。
2日目の水路掃除用デッキブラシは東京より持参。

移動は基本レンタカー。
岐阜まで移動し、長良川の河原でピクニック!(小雨)
中村氏による河川ミニレクチャーも行われた。

郡上八幡に到着。
佐々木先生と合流し、先生の案内のもと、郡上八幡を歩く。

町を流れる吉田川。
河辺のデザインについても話をしていただいた。

現在も生活に利用されている水路を前にして感激する参加者達。この「いがわのこみち」は最も色濃く水路文化が残されている場所と言える。

鯉も子どももいる。

夜の懇親会には佐々木先生に加え、郡上市の武藤さんにも来ていただいた。参加者は自己紹介がてら、郡上八幡に関して質問・意見を述べ、ちょっとしたディスカッションになってしまった。

そうこうしているうちに1日目は終了・・・

2日目 2008.11.9(日)

2日目は水路掃除。
柳町町並み保存会の方々の指示のもと、5班に分かれて水路掃除を行った。
佐々木先生、郡上市の武藤さん、可児さんも指導に加わっていただいた。

コツなどを教えていただきながら、水路掃除に汗を流す。
皆で掃除するのは意外と楽しいものだ。

人気スポットである「やなかのこみち」は掃除しづらいことで有名らしい。(尚、ここは柳町ではない。)
あらゆる道具を駆使して掃除する。
住民の方達もいろいろと協力していただいた。

掃除を終え、柳町町並み保存会の方々と記念撮影。
住民の方々にとっては逆に迷惑だったのではないかと心配していたが、温かく迎えて頂いてとても充実した掃除ができた。水路掃除の後は、郡上八幡が「自分達の町」のように思えて来るから不思議なものである。 今後も機会があればGSDyの企画でやってみたい。

郡上八幡を離れ、岐阜の瞑想の森を見学。
中に入れなかったのが残念であったが、外部空間はとてもきれいだ。

帰りに背割堤や輪中を見学する予定だったが、日没のためほとんど見ることができなかったのはスケジュールミスであった。機会があれば各自で見て下さい。
そして名古屋駅に集合し、解散。お疲れさまでした。

今回ご協力いただいた講師や郡上八幡の方々、本当にありがとうございました。【レポート:永山悟】