魅力ある都市景観を目指して、広島市では「ひろしま2045:平和と創造のまち」を1995年から開始し、公共事業の優れたデザイン整備を積極的に推進しています。一方、福山市鞆の浦はNPOによる町家再生事業や港湾の埋立架橋反対運動など、まちの活性化や景観保全に向けた市民レベルの活動が盛んな地区でもあります。両地域の見学を通し、デザインを志す若者として、また同時に一市民として、デザインやまちづくりの現状や課題を学びました。
講師:西村浩氏(株式会社ワークヴィジョンズ)
松居秀子氏(NPO法人鞆まちづくり工房)
参加者:関東6名、九州1名、計7名
活動報告書(635KB,PDF形式)
こちらは道路港湾整備 推進 の看板。
同じ地区に住む住民同士でも賛成派と反対派が入り乱れているようです。
この後、松居さんに鞆まちづくり工房の活動についてお話を伺いました。
埋め立て免許差し止めの判決は10月に出るそうです。
(事業差し止めの判決が出ました!10月1日)
見学者にも伝わる熱気。
町がひとつになる伝統文化は住民みんなの誇り。
この日のためにわざわざ帰ってくる若者も多いのだそう。
宿に戻り、松居さんや協力者の方と一緒に鞆の魅力を語りながら美味しい夜食まで頂きました。ご馳走様です。
世界平和記念聖堂
モダニズムとゴシックが入り混じり、松や梅など随所に日本をイメージさせるデザインも。
裏手にある地下礼拝堂にも係の方のご好意で入ることが出来ました。開放的な地上の礼拝堂とは一転して、抑制された密な空気。自然と背筋が伸びます。
広島駅付近で懇親会をした後、解散。
参加者のみなさん、2日間お疲れ様でした!
そして、お忙しい中、快く講師を引き受けてくださった西村さん、松居さん、本当にありがとうございました。