活動

2008.9.6-13 GROUND SCAPE DESIGN WORKSHOP 2008

東京大学工学部1号館演習室及び講義室にてGROUNDSCAPE DESIGN WORKSHOP2008を開催しました。

今年で5回目となるGSDW。昨年に引き続き「横浜・象の鼻地区」を対象に設計演習を行いました。しかしながらこれまで固定されがちであった講師陣に山本理顕氏、西沢立衛氏、長谷川浩己氏を新たに招いたり、初日に「山本理顕×篠原修 横浜象の鼻コンペについて」と銘打った対談を行うなど新たな試み満載のワークショップとなりました。

今年の講師陣は以下の方々です。
土木
篠原 修 政策研究大学院大学
小野寺 康 小野寺康都市設計事務所
中井 祐 東京大学大学院工学系研究科
西村 浩 ワークヴィジョンズ

建築
内藤 廣 東京大学大学院工学系研究科/内藤廣建築設計事務所
山本 理顕 山本理顕設計工場/YGSA
西沢 立衛 西沢立衛建築設計事務所
玉田 源 プロトフォルム一級建築士事務所

都市
加藤 源 日本都市総合研究所
国吉 直行 横浜市都市整備局都市デザイン室

ID
南雲 勝志 ナグモデザイン事務所

造園
樋渡 達也 文化財指定庭園保護協議会

ランドスケープデザイン
長谷川 浩己 オンサイト計画設計事務所

プレイベント 横浜見学会 20080830 sat

WS本番に先立ち、事前見学会を開催しました。九州・四国・東北など遠方からも参加して頂き、総勢20名を超える盛況な催しとなりました。象の鼻地区は実際にプロジェクトが進行していますが、東西倉庫の取り壊しが為されるなど昨年と比べ大きくその姿を変えていました。当日は横浜市・港湾局の担当の方にもお時間を作って頂き、説明を頂きました。最後は関内駅近くの居酒屋で懇親会。GSDW2008参加者とyouthメンバーとの貴重な懇親の場となりました。

第1日目 20080906 sat

ガイダンスでは、初めに中井祐氏よりご挨拶を頂きました。引き続き、昨年のWSの模様を、昨年の優勝班と準優勝班のメンバーから紹介してもらいました。

引き続き、篠原修氏より講義。午後は、各班設計演習に取り掛かり、コンセプトをプレゼンテーションしました。コンセプト発表後、「山本理顕×篠原修 横浜象の鼻コンペについて」の対談。中井祐氏をコーディネーターに迎えて象の鼻地区に止まらず日本における土木・建築についての興味深いお話を頂きました。コンセプト発表及びこの対談には講師をはじめ、チューターや過去のWS卒業生など多くの方にご参加頂きました。その後懇親会が行われ、忙しくも熱い1日目が駆け足で過ぎていきました。

第2日目 20080907 sun

午前、内藤廣氏と国吉直行氏より講義をして頂きました。

午後は、設計演習とチュータータイム。チューターと班員との初顔合わせ。あまり緊張した雰囲気もなく、和気あいあいと議論を進めているようです。

第3日目 20080908 mon

午前、樋渡達也氏と南雲勝志氏より講義をして頂きました。

午後は、設計演習とエスキスタイム。ここでは玉田源氏と新堀大祐氏にエスキスをお願いしました。

第4日目 20080909 tue

午前、設計演習を行い、午後は中間発表。順調に進んでいるグループもあれば苦労しているグループもあり、各班各様の悩みを持っているようでした。講評を踏まえて、チュータータイムも行いました。

まだまだワークショップはちょうど中間点。みんな、頑張れ!

第5日目 20080910 wed

午前は設計演習を行い、午後は講義とエスキスタイムです。講義は長谷川浩己氏に、エスキスは同じく長谷川氏と中井祐氏にお願いしました。

第6日目 20080911 thu

午前は設計演習を行い、午後は内藤廣氏と小野寺康氏にエスキスをして頂きました。

エスキスタイムの途中に隣の建物でメタンガスのガス漏れ騒ぎが起きるというハプニング発生!消防の要請でみんなで一号館前広場に避難しました。写真は消防車や救急車が何台も駆けつける横で青空エスキスを行う内藤先生と参加者達です。

第7日目 20080912 fri

今日は一日設計演習。夜のチュータータイムでは翌日に控えた最終講評に向けて、各チューターの叱咤激励がありました。

写真は徹夜に備えて「リポD」を飲み干す参加者達。

第8日目 20080913 sat

いよいよ最終講評会。講師の方々、チューターの方々をはじめ、横浜市からも職員の方が見られたり、youthメンバーも多く聴きに来て頂きました。講評では各講師から厳しい指摘も多くありましたが、それを胸に最終成果物を頑張りましょう!

その後、学士会館に場所を移して懇親会と表彰式。最後に、順位が発表されCグループが1位となりました。懇親会はその後も続き朝まで飲み続け、長い長いWSが終わりました。

今年は、敷地設定を変えた昨年に比べ目立った変化が付けにくく、WSをどのように新しくして活性化させるかに非常に苦心したWSでした。結果としてどこまでその目標が達成できたかはよくわかりませんが、WS参加者に参加して良かったと思って頂けたようで少し安心しております。

そんなWSはスタッフ、youth関係者、過去のWS参加者、そして本年のWS参加者などなど、多くの方々に協力して頂きできたものです。本当にありがとうございました!

【レポート:大橋良之助】