趣旨

2005 年 5 月、私どもは全国各地の総合的なまちづくりや空間デザインへの要請に応えるために、 分野を超えた専門家間の協働体制を確立するための基盤となる任意団体「 GS(グラウンドスケープ) デザイン会議」を発足致しました。

篠原代表のスケッチ

景観法の施行 (2004 年 12 月 )を背景に、近年全国各地でまちづくりやトータルな空間デザインの必要が飛躍的に高まっており、従来とは比較にならない総合性を備えた空間の構想力・デザイン力が専門家の側に求められています。

この社会の要請に応えるためには、土木/建築/都市計画/造園/ID/歴史など分野ごとに分断された従来型の個別設計ではなく、既成の専門分野の枠組を横断する総合的なデザイン体制を呈示し、もってその有効性と実績をアピールしていかなければならないと考えます。

近年私共は、各分野第一線の専門家が集結し、協働型デザインチームを結成することによって、上記の課題に対応するとともに、実績を積みあげてきました。

「GS デザイン会議」は、実践の蓄積を土台にして、来るべき時代の総合的な空間デザインをより広範に実現するためのプロ集団、強力で密な分野協働型の専門家ネットワークを目指すものです。

GS デザイン会議の活動

デザインチームによるプロジェクト実績の蓄積とアピール
専門分野や事業主体間の壁を越えた横断的・総合的な空間づくりの実績を蓄積するとともに、広く社会に発信する。
望ましいデザイン体制モデルの提示
プロジェクトの成果の評価・分析により、将来望ましいプロジェクト実施体制モデルを提言する。
人材の発掘・育成とネットワークづくり
ワークショップやシンポジウム等の開催により、将来総合的な空間づくりを担う人材の発掘と育成に努め、様々な分野の人材のネットワークの充実を図る。
まちづくり支援と実践への還元
本会議の充実したネットワークを活用して地方のまちづくりを支援し、その実績の積み上げにより、総合的な空間づくりに向けての社会的な潮流を促す。

2005年5月
GSデザイン会議  代表 篠原 修
代表 内藤 廣