11/14「会津さざえ堂いまとこれから」のご案内

□名 称:会津さざえ堂構造調査報告「会津さざえ堂 いまとこれから」
□日 時:平成21年11月14日(土)13:30~17:00
□場 所:東京大学駒場リサーチキャンパス 生産技術研究所
        An 棟2F コンベンションホール

□概 要:
 さざえ堂は、仏堂建築としては、他に例を見ない特異なもので、六角形平面をもち、六本の心柱と同数の隅柱を駆使して、二重螺旋のスロープで作り上げられている。正面から入ると、右回りに螺旋状のスロープで登り、頂上の太鼓橋を越えると降りの左回りスロープとなって背面出口に通ずる。スロープの内側に沿って西国札所の三十三観音像が祀られ、一度入ると巡礼を終えたことになるという、いわば江戸時代における庶民のための身近な巡礼の建物であった。
 「会津さざえ堂の構造性能評価」を執り行った結果、螺旋構造建築による構造的歪みによる「抜け出し」という現象が多く見受けられた。本報告会にて、調査結果をもとに会津さざえ堂の「いま」を再認識するとともに、「これから」、文化財の保存活動について考える。

□プログラム
 基調講演:「巡る建築 その価値と魅力」 鈴木博之(青山学院大学)
 調査報告:腰原幹雄(東京大学)
 パネルディスカッション:菅家一郎(会津若松市長)、鈴木博之、六角鬼丈、熊倉純子(東京藝術大学)
 進行役: 腰原幹雄

□問合せ:申し込み受付
 「会津さざえ堂 いまとこれから」実行委員会
 東京大学生産技術研究所 腰原研究室内
 FAX : 03-5452-6841

以上